こんにちは、平田です。みなさんお元気ですか? ウランバートルでは、ポプラの綿毛が舞っています。
2010年6月19日 みなさんからのカンパと想いは、コーディネーターのアンハさんの強力な協力のもと、スレンさんに草原に戻ってもらうために使うことができました!
嬉しかったのは、バーサが馬に乗る姿を見ることができたことです!一人前の羊飼いです。 そして、バーサが手綱をひいてくれて私も馬に乗りました。なんだか、夢のようでした。
草原の子なんだなと思います。 羊を売ってくれた、バーターさんとガンボルトさんは、スレンさん家族と昔からの友人。 みなそれぞれプージェーぐらいの子供がいました。
アンハさんによると、スレンさんは優秀な遊牧民さんで、昔はスレンさんがバーターさんやガンボルトさんの羊の面倒を見ていたんだそうです。 その話を聞いたときに、スレンさんの昔の姿を思い浮かべました。草原に戻ったスレンさんは、年は重ねたけれど、ぴんとした背筋で椅子に腰掛けて草原を見つめていました。
思わず涙でくしゃくしゃになりそうでした。 「草原に戻りたい」というスレンさんの言葉が「家に帰りたい」と同じ意味だったことを改めて実感させられました。
スレンさんと家族にとってこれからほんとうに良い夏が始まりますように。 また、近所に住むバーターさんとガンボルオトさんにとっても今回の羊・山羊の売却は有益だったそうです。
町に羊・山羊を売りに行く手間を省いて貴重な現金収入を得られたからです。厳しい雪害の後、みんな現金を必要としていました。
ところで、わたしは、引越しの済んだスレンさん家族のゲルで過ごさせてもらうことになりました。 これも不思議なめぐり合わせですね・・・。 楽しみです。平田裕子
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スレンさんひつじ支援報告
プージェーの祖母、スレンさんの草原に戻りたいという思いを支援するために始めた「ひつじ支援」が一段落しましたのでお知らせします。
おかげさまで、123万円の支援金が集まり、羊160頭、山羊25頭、馬2頭、牛4頭、中古のゲル1棟、冬の放牧地で使う家畜小屋1棟を平田裕子さんとウランバートルのアンハさんの努力で購入でき、スレンさんに手渡す事が出来ました。
さらに、今後の支援のために、残った募金23万円をモンゴルのノンバンクに預金しました。その利子を2カ月毎におよそ4760円ずつ、スレンさんの年金口座に送金、生活の足しにしてもらいます。
詳細は
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